ルーブルの下落の影響か、世界中のリゾート地からロシア人観光客が減少

2015年1月14日、今年の冬期休暇における海外の富裕層向けリゾート地でロシア人観光客の減少がささやかれている。

とりわけ目立ったのが毎年多くの富裕層に人気のアルプス山脈の町サンモリッツにあるクルムホテルである。数字にしてマイナス8~10%で、同ホテルのCEOであるハインツ・ハンケラー氏は例年と違ってキャンセル待ちもない状況だと記者に伝えた。

クルムホテルは、例年通りだとスキーシーズンに顧客の約13%が占める人気のホテルといわれている。クリスマスイブにロシア正教会のディナーを提供したり、2015年1月には1名あたりの料金が約6万9000円のオペラ公演を開催するなどロシアの富裕層に好まれそうな催しを加味してイベントを行なっていた。

この原因となっているのは、主にロシア通貨ルーブルの下落と、プーチン大統領が国内で休暇を過ごすように国民に呼びかけたことの2点が挙げられる。しかし、顧客の多くはロシア国外で資金を保有しているケースが多いため、それを見越してロシア国内にとどまるよう声をかけたプーチン大統領の施策は意味深いとハインツ・ハンケラー氏は事態を深刻にとらえている。

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